高脂血症を防ぐ「紅麹」
コレステロール値を正常化

 春たけなわの季節 さわやかな毎日が続いています。
 さて、この春先は勤め先や公的機関で健康診断が行われる時節です。診断結果はいかがでしたでしょうか。
 1999年の国民栄養調査結果によると、総コレステロール値が血液1dl中220mgを越える高脂血症の人は男性で26.8%、女性では32.8%にも上ります。男性の4人に1人、女性の3人に1人という多さです。
 高脂血症は、自覚症状はないとはいえ、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの原因の一つとなるため、放置するわけにはいきません。食事療法に加え、メバロチン、リポバス、リピトールなどのスタチン系の薬物による治療が、一般的となっています。しかし、これらの薬物には、心停止をもたらす横紋筋融解症や肝障害などの副作用が報告されています。
 そこで、最近注目を集めているのが「
紅麹(べにこうじ)」です。紅麹は、良質の米にモナスカス属の糸状菌の一種である紅麹菌を付けて発酵させた、赤色の麹です。中国では何世紀にもわたって活用されていて、明の時代に書かれた「本草綱目」に、その詳細が記されています。現在でも、紹興酒の醸造に使われていますが、わが国でも、沖縄の伝統料理「豆腐よう」などに用いられています。
 最近の研究では、紅麹に含まれている成分のロバスタチンの働きで、肝臓でのコレステロール合成が抑制されて、コレステロール値が正常化することが明らかになりました。また、紅麹に含まれている不飽和脂肪酸は、中性脂肪を正常化する作用があります。
 ある調査では、紅麹製品を摂取すると、二ヶ月後には摂取量に応じて10〜30%の総コレステロール値の低下を示しました。また他の研究では、三ヶ月間の摂取で、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が22%も低下することが報告されています。これらの数字は、臨床で使用される薬物とほぼ同等の効果があることを示しています。しかも合成薬のような副作用の心配がありません
 紅麹の有効成分は、体内に蓄積されないため、摂取を止めれば、コレステロール値は元に戻ってしまいます。このため続けて摂取することが重要で、寝る前に取るのが効果的です。
 国内で入手できる紅麹のサプリメントは山之内製薬の「
リポエンド」が最も高品質で有効成分の含量が高く、錠剤なので大変服用しやすくなっています。